学生支援事業
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今年度の学生支援事業では、「リアルな里山ライフを味わおう」をテーマに、藍染体験や職人工房の見学など、里山の暮らしに根ざした多彩なプログラムを通じて、自然の豊かさや心のWell-beingを体感しました。また、びわ湖版SDGs「MLGs(Mother Lake Goals)」について、新たな視点から学び、考える機会になりました。
本プログラムのコーディネートを担当いただいた、一般社団法人インパクトラボ代表理事 上田隼也氏より、3日間にわたるワークショップの様子をレポートいただきましたので、以下にご紹介いたします。
こんにちは。インパクトラボの上田です。
今回は、2025年度環びわ湖大学・地域コンソーシアムが主催する学生支援事業「MLGsワークショップ」の事後学習の様子について皆様にお届けします。
事前学習についてはこちらから
【実施報告】DAY1|事前学習・MLGsワークショップ2025
フィールドワークの様子はこちらから
【実施報告】DAY2|フィールドワーク・MLGsワークショップ2025
事後学習では、フィールドワークで五感で里山を体験した経験をもとに当日の写真を活用して、MLGsの繋がりや自分の体験を言語化するワークショップを実施しました。
ここからは、MLGs案内人の田口真太郎さん(成安造形大学)にファシリテーターを担当いただきグループワークを進めていきました。
「フィールド・スケッチ」と呼ばれる手法で進めました。
参加者全員が共同編集できるGoogleスライドを準備し、参加者は各自に割り当てられたスライドで、以下の作業を行いました。その際に、グループに分かれることで、フィールドワークでの体験したことなどを思い出すことでアイデアが閃きやすい工夫をしました。
①フィールドワーク中に撮影した写真をスライドに貼り付ける。
②スライドの中に、その写真を選んだ理由や、MLGsとの繋がりなどを簡潔な文章でメモ書きする。
③全体で発表をする。
*目標は1人3枚の写真を発表すること
参加者の皆さんが発表した内容をいくつか抜粋して紹介します。
各大学から参加された学生の作品を代表して掲載しています。里山体験を通じて、参加者の皆さんが滋賀県を代表する琵琶湖の暮らしやそれに紐ずくMLGs、そして自分自身のウェルビーイング(心身の幸せ)を感じることができる貴重な機会となったと思います。そして、最後に、ファシリテーターの田口さんと滋賀大学の斎藤さんから以下のようなコメントをいただきました。
・多様な視点の価値
同じ写真でも語られる物語は一人ひとり異なり、その違いこそが学びを豊かにする要素であり、学生が持つ専門性や独自の視点を大切にする
・五感による気づきの重要性
匂いや味覚など感覚的な体験を言語化することが、将来的に原体験として記憶に残る
・学際的な広がり
一つのフィールドワークが、参加されている学生の皆さんの専門分野である農学・生物学・化学など多様な学問領域に結びつき、幅広い専門性が交差する場であること
・参加の意義
参加すること自体が大きな意味を持ち、他の発言や質問を通じて積極的に関わることが、学生にとって貴重な体験となる
報告は以上になりますが、3日間の集中されたMLGsワークショップを参加者の皆さんに体験していただきました。今後、滋賀県の貴重な観光資源や自然資源に触れていただきたいと思っています。
MLGsワークショップに協力いただいた皆様、事務局の担当をいただいた滋賀大学の皆様に感謝します。
≪関連リンク≫
一般社団法人 インパクトラボ
https://impactlab.jp/
【事後学習】MLGsワークショップ2025
https://note.com/impactlab/n/na3f98722b2c9