コンソーシアムについて

理事長ご挨拶

 一般社団法人環びわ湖大学・地域コンソーシアムの理事長就任にあたり、ごあいさつ申し上げます。

 本コンソーシアムは、平成15年3月に滋賀県と県内大学により発足した環びわ湖大学連携推進会議を出自とし、複数の自治体と経済団体が加わり、「滋賀県に立地する大学と自治体は、産業界、非営利組織、住民などと広範な連携のもとで活動を目指す」とした第二ステージ宣言とともに、平成22年4月に、一般社団法人「環びわ湖大学・地域コンソーシアム」が誕生しました。

 その10年後の令和2年3月に「持続可能な開発目標に向けて」と題する第三ステージ宣言を発し、現在は約3万5千人の学生が学ぶ県内14の大学・短期大学と滋賀県および県下の6自治体や経済団体が会員となり、「大学地域課題解決支援事業」、「学生支援事業」、「就職支援事業」、「単位互換事業」等の活動を行っています。

 第三ステージを宣言した時期に、第1波の感染拡大期となった新型コロナウィルス感染症は、その後も感染の波を繰り返し、現在に至っています。そしてこの2年間、大学の学習環境やキャンパス内外の学生生活が大きく変わることとなりました。本コンソーシアムの活動もその影響を受け、令和2年度の単位互換事業においてはすべての開講を見送り、主催するイベントをオンライン開催に変更する等の措置を講じました。

 日常生活や経済社会活動を継続できるよう、徐々に行動制限が緩和されつつある現況にありますが、本コンソーシアムも感染防止に十分に配慮した上で、これまでの歩みを止めぬよう、ウィズコロナ時代に対応した活動を展開してまいります。また令和4年度には、これまでの事業に加え、滋賀県における留学生の交流活動を図り、大学間の連携の強化に寄与する「留学生事業」を滋賀県留学生交流推進会議から引き継ぎます。

 本コンソーシアムは、大学をその中心に据えた活動によって、地域の課題解決や構想実現に寄与し、滋賀の地域発展に貢献するとともに、滋賀におけるSDGsの達成を進めてまいります。みなさまの事業活動への一層のご理解をお願いするとともに、引き続きご支援・ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

令和4年4月 一般社団法人環びわ湖大学・地域コンソーシアム理事長
立命館大学長 仲谷 善雄

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