<コラム>プラごみ問題と家庭でできる工夫
龍谷大学先端理工学部 専門職務職員 山口 里美
2025年10月25日(土)・26日(日)に龍谷大学STEAMコモンズにて「捨てないでアート!プラごみキーホルダー作成体験」を開催しました。身近なプラスチックごみを新しい作品へ生まれ変わらせることで、リサイクルや環境問題への関心を持つきっかけをつくることが目的でした。ごみが新しい価値をもつ瞬間を体験することで、創造力を育みながら、ものを大切にする心を育てることにもつながります。
このコラムでは、プラごみ問題の解説と、家庭でできる取り組みをまとめました。毎日の暮らしの中で少しでも意識していただければ幸いです。
1. プラごみ問題とは?
プラスチックは軽くて丈夫ですが、使い捨てが多いため大量のごみになります。プラスチックは石油から作られており、製造や焼却時にCO₂が発生し、気候変動にも影響します。さらに自然環境では分解に数百年かかるものもあります。
川や海に流れ出ると、波や日光で細かく砕けて5mm以下のマイクロプラスチックになり、魚や鳥の体に取り込まれ、食物連鎖を通じて人間に影響が出る可能性もあります。
こうした問題を防ぐためには、「使い捨てを減らす」「繰り返し使う」「ポイ捨てをしない」ことが重要です。
2. 家庭でできる小さなエコ行動
① 分別する
キャップ・ラベル・ボトルを素材ごとに分けるとリサイクルされやすくなります。ペットボトル本体は衣料品などにも生まれ変わります。
② 長く使う工夫をする
使い捨てばかりでなく、繰り返し使える容器や袋を選びましょう。
③ 工作して再利用
パッケージや容器は、洗って乾かせば楽しい工作素材になるものもあります。
3. 家でもできる!プラごみキーホルダー作り
ワークショップでは3Dプリンタの出力時に出るPLA素材(植物由来のプラスチック)のゴミを使用しましたが、家庭では手に入りやすいペットボトルキャップがおすすめです。
【作り方】※やけどに注意し、必ず大人と一緒に
① キャップを細かく切る
② 作りたい形を決め、フラットワイヤーで枠を作る
③ 色を考えながら材料をまとめる
④ ホットプレート上で溶かす
⑤ 混ぜすぎないよう気をつけて、枠の厚みに伸ばす
⑥ 枠を埋め込み、余分をカット
⑦ レジンなどでコーティング
⑧ 冷ましてボールチェーンを付けて完成
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4. 体験を「行動」へ
ワークショップでの作品作りは、「ごみが宝物に変わる」体験そのものです。この小さな気づきが、
・ ごみを減らす意識
・ ものを大切にする気持ち
・ 環境を守ろうとする行動
へとつながっていきます。
ご家庭でも、「これは捨てる前に何かに使えないかな?」と親子で考えてみてください。毎日の小さな一歩が、未来の地球を守る力になります。気づくことから、やさしい行動を続けていきましょう。
プラごみを買い取って作製した作品を販売されている企業例:
https://buoy.stores.jp
