お知らせ

単位互換事業

NEW

【受講生募集】「おうみ学生未来塾」(2024年度 単位互換事業・夏期集中講義)

 環びわ湖大学・地域コンソーシアムでは、複数の大学の学生が参加する大学連携型地域課題解決授業「おうみ学生未来塾」を、2024年度は、滋賀県立大学、成安造形大学の提供により、単位互換科目として開講することとなりました。これは、他の大学や短期大学の学生と一緒に地域課題の解決に向けた実践的な学習を行い、基礎的な問題解決能力やコミュニケーション力を身につける科目です。

 受講希望の方は、環びわ湖大学・地域コンソーシアムホームページ「単位互換事業」より出願票をダウンロードし、受講したい科目名と志望理由などを記入して、所属大学の履修申請窓口などに出願してください。

1、「おうみ学生未来塾」(大学連携型PBL科目)とは

  • 豊かな自然と歴史、都市から農山漁村まで様々な地域の特徴をもつ「おうみ」(滋賀県)をフィールドに、地域に出かけ、地域の人々と話し合って、課題を発見し、具体的な解決をめざすトレーニングを行います。実践的な課題解決能力、コミュニケーション能力を向上させ、自ら未来を切りひらく力を高めることができます。
  • 滋賀県内13大学・短期大学と地域の自治体などが協力し、地域で、他大学の学生と一緒に学び、交流する機会を提供します。
  • 滋賀県内の大学・短期大学に所属する学生は、だれでも受講できます。対象は、四年制大学が2年次以上、短期大学が1年次以上です。
  • 単位互換制度により所属大学・短期大学の単位として認定されます。
  • 受講料は無料です。ただし、受講地までの交通費、合宿費などが必要です。
  • おうみ学生未来塾科目は、1年に1科目のみ出願できます。

2、大学連携型PBL科目とは

「おうみ学生未来塾」は大学連携型PBL科目です。

たとえ知識を持っていても、いざ現実の問題に直面したら、どうしていいのかわから
ないのが普通です。PBL(Problem Based Learning)科目は課題解決型学習と呼ば
れ、身近な問題や事例を素材とし、問題発見・問題解決に向けてチームで取り組む手法を用いた科目です。知識あるいは情報を補いながら、現実の問題解決に応用していくトレーニングをはじめ、チーム内で他者から学ぶ手法や他者と一緒に問題解決に主体的・能動的に関わろうとする態度を養うことができます。

 多様な学生が集う大学連携型のメリット

滋賀県内には専門分野の異なる大学・短期大学が13校もあり、そこに学ぶ学生が、それぞれの視点や知識を持ち寄ることで、現実の問題を多面的に理解することができます。そこから多面的な解決策を提案し、最も効果的で実行可能なものを選択することができます。さらに、異なる大学・短期大学の学生と体験を共有し、コミュニケーションできることも大きなメリットです。 

3、2024年度「おうみ学生未来塾」科目

① おうみ学生未来塾・湖東

いま、ここにあるめぐみを活かす地域デザイン

地域本来の力や資源を活かした地域づくり・地域再生を実現するための考え方と手法を実践的に学ぶ。具体的な地域再生の事例を参考に、フィールドワークやワークショップの企画、実施、地域再生策の提案までの過程に主導的に取組む。こうした実践を通して、フィールドワークやワークショップの技法、ファシリテーションの手法、地域課題の把握から解決策の提案までのノウハウを修得する。提案した内容が地域で実
践されたり、人びととの対話をきっかけに地域での新たな活躍の場を獲得するなど、学生にとっても様々なチャンスにつながる機会になっている。

① 夏期3日間の集中講義として行う(2024年度は9月9日~17日の間で3日間開講)。
② 学生、院生混成によるチームを編成し、フィールドワークやワークショップに臨む。
③ 地域から提起されたホットでリアルなフィールドや課題に挑む。
④ 地域の方々と共に歩き、考え、具体的な企画・提案を作成する。

提供  :滋賀県立大学
科目名 :おうみ学生未来塾(湖東)(滋賀県立大学科目名「地域デザイン A」)
実施場所: 滋賀県立大学、および滋賀県内連携自治体内
(過去のフィールド)竜王町鵜川地区、長浜市鍛冶屋地区、大津市ナカマチ商店街 ほか
実施時期: 9月9日、10日~16日の間で1日、17日 (9:00~18:00)
担当教員: 滋賀県立大学 上田 洋平 講師・鵜飼 修 教授 ほか
授業テーマ :「いま、ここにあるめぐみを活かす地域デザイン」

到達目標

(1)様々な地域再生事業の概要及び実施手法について理解し説明できる。
(2)フィールドワークやワークショップにより地域の現状と課題について
   的確に把握し整理することができる。
(3)地域資源を活かした地域再生事業を企画し提案することができる。
授業形態
1日目 座学・ワークショップ
2日目 フィールドワーク
3日目 チームごとに地域再生提案をまとめ、発表・講評

受講対象: 大学2年次以上、短期大学1年次以上
成績評価: 中間、最終レポート、プレゼンテーションにより評価する(100%)。
定員: 30名
アクセス等: 滋賀県立大学。※交通機関の条件が悪いフィールドへの移動は貸し切りバス等を利用する。
履修案内: 学外履修登録者に対し、ガイダンスを別途通知する
費用負担: 大学および貸し切りバス等乗車集合場所までの交通費、昼食代は各自負担


② おうみ学生未来塾・湖西

日本人の信仰のあり方と山村集落のコミュニティの現状と課題を考える(近江学 B )

 成安造形大学が位置する近江(滋賀県)は中央に位置する琵琶湖とそれを囲むように連なる美しい山々という恵まれた自然環境を有するフィールドです。それだけでなく、古代から文化が形成されてきたために、多くの文化遺産を保有し、その伝統を今に伝えています。
 この科目は、本学近くにある大津市の中心市街地をフィールドワークしながら、地域の人々との交流の中で、地域文化を体感します。このように、伝統的な風習を残す地域を積極的に検証することで、21世紀に息づく普遍的な価値観を身に着け、自らの作品制作や未来の生活に生かすことを目的とします。

提供  : 成安造形大学
科目名 : おうみ学生未来塾(湖西)(成安造形大学科目名 「近江学 B」)
実施場所: 成安造形大学 大津市仰木の里東4−3−1
     大津市・三井寺・長等神社・大津絵の店・大津別院・大津祭曳山展示館など
実施時期: 8月集中講義 (8月26日、27日、28日、29日)
担当教員: 加藤賢治教授・仁連孝昭特別講師
授業テーマ: 「地域を知ることの大切さを学ぶ」
到達目標:
① 難解な日本の神仏のあり方についてわかりやすく理解できる
② 先人の知恵をたどり、今に伝えられる大切な事象を捉えて今に活かすことができる
③ どこの地域においても活かすことのできる普遍的な価値観を身につけることができる
④ フィールドワークを通じて地域の暮らしやコミュニティのあり方について考えることができる
⑤ グループワーク・ディスカッションを通じてまとめる力や発表する力を身につけることができる

授業形態:
1日目  ガイダンス フィールドワークの概要と目的(オンデマンド配信)
2日目  大津市街地①三井寺・長等神社などの見学
3日目  大津市街地②中心市街地の見学
4日目  大学にてグループディスカッションと発表

受講対象 : 大学2年次以上 短期大学1年次以上
成績評価 : 授業態度50%・レポート評価30%・プレゼン力評価20%
定員   : 若干名
アクセス等: 成安造形大学 現地集合の場合は別途案内する。
費用負担 : 集合場所までの交通費、入館料等(1,000円程度)


詳しくは、「おうみ学生未来塾 受講案内」をご参照ください。
C)一般社団法人 環びわ湖大学・地域コンソーシアム
All Rights Reserved.