【実施報告】滋賀医科大学「いろいろな顕微鏡で観るミクロの世界」
2025年度理系人材育成体験プログラム
b. 理系体験プログラム
滋賀医科大学
「いろいろな顕微鏡で観るミクロの世界」
開催概要
開催日程: 2025年10月26日(日) 10:00 ~ 11:45
開催場所: 滋賀医科大学
参加者数: 小学生2名、中学生3名、保護者5名
光学顕微鏡と電子顕微鏡の説明の後、マウス腎臓切片を光学顕微鏡、透過型電子顕微鏡、走査型電子顕微鏡で観察しました。次に、走査型電子顕微鏡を使って、髪の毛、赤血球、アリ、クモ、蛾の羽、葉の気孔を参加者全員で観察し、最後に、共焦点レーザー顕微鏡でiPS細胞から作製した心臓の細胞を観察しました。実際に動く心筋細胞を観察した参加者からは驚きの声が上がっていました。
終了後のアンケートでは、多くの参加者から、「楽しかった。」「とても楽しかった。」「内容を理解できた。」との回答の他、「普段は見ることができないものを見られて、人体への理解がより深まった。」と書いてくれた子どもの参加者もおり、楽しみながら学びの時間を過ごせました。今回は、普段では見られない電子顕微鏡を見ていただき、保護者も含めて貴重な体験になったようでした。
講師・担当教員からのコメント
誰にでもわかりやすい言葉を選んで説明しました。光学顕微鏡と電子顕微鏡の特徴を説明し、肉眼では見えない細部を見てもらうことができ、顕微鏡でしか体験できないミクロの世界を楽しんでもらえたと思います。今年は、iPS細胞から作製した「心臓の生きた細胞」を見てもらい、参加者の興味をより引きつけられたと思っています。少人数ならではのプログラムで、ひとりひとりにしっかりとした説明ができ、皆さんに楽しんでもらえたと思います。
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